セミナー実施報告|矯正歯科医・小児歯科医のためのRセミナー

3月10日(日)・11日(月)の実施報告

2019年3月18日

 

 

 


【 3/10 日曜日 学理セミナー】

セミナーと学習の3基本(Impression, Repetition, Association)・臨床判断の基礎となる生物学原理・自由経済下の医療におけるBioprogressive Movement・あらゆる仕事の基本指針 5つの問いかけ(#1 Is it the truth? #2 Is it fair to all concerned? Will it build good will and better friendship? Will it be beneficial to all concerned? Is it done well and in good taste?)・初診の対応・個別化された医療を実現するP. P. F.・バイオプログレッシブの“Progression”の意味・診療所の持続経営の鍵を握る Human DriveMotivationについて検討しました。その後、 Solow’s Principle (#1#4)にはじまり、 1990年代のRicketts Principle(37項目)、不正咬合の原因となる遺伝因子・環境因子を総覧。生理学については、結合組織 (Ligament, Interstitial fluid, Tendon, Cartilage, Bone)を矯正歯科臨床の立場から検討しました。バイオプログレッシブの基礎となる解剖学は、骨解剖だけではありませんが、C 7 3の典型的な頸椎、軸椎、環椎の骨格標本を観察しながら、臨床の視線から検討し、顔の成長を理解する上で不可欠な頭蓋基底構成要素の頭蓋基底骨(後頭骨・蝶形骨・前頭骨)の生物学的な意味を検討しました。

 

【 3/11 月曜日 実技セミナー】

診療所を見学することによって学ぶことは少なくないと思います。また新鮮な経験でもあります。セミナー会場に隣接する「まちの歯ならびクリニック」のレイアウト、患者・専門医・アシスタントの動線、Webによる予約システム、初診診査からコンサルテーションまでの一連の流れを学びました。医院運営のシステムに関しては、長年臨床開業をしている人ばかりではなく、大学院を卒業された専門医などにとっても、他の職種の起業家と異なり訓練が十分とはいえません。開業後に文字通り苦労を積んで習得して行くのが実状でしょう。参加者にとって益するところが少しでもあれば幸いです。なお、これからの時代は、インターネットの活用について、現在とは違ったかたちの(医療機関として)適正な宣伝、予約システム・クラウド技術を活用した資料の保存と製作・キャッシュレス化の流れがますます加速して行くので、各々の診療所で導入を図って行くのは当然のことといえましょう。

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